地域おこし協力隊レポート「くりのみ学園訪問」

緑区のストーリー ミウルのX(旧Twitter)
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地域おこし協力隊レポート「くりのみ学園訪問」

2023年10月16日に地域おこし協力隊が、社会福祉法人かながわ黎明会が運営する「くりのみ学園」(神奈川県相模原市緑区牧野6045-1)を訪問しました。訪問に際しては、園長である今井康雅氏の案内で、懇談、施設内見学、施設外にあるしいたけ畑の見学を行いました。

1982年より続く「くりのみ学園」は障害者支援施設であり、入居支援30名、生活介護35名、短期入所7名という比較的小規模な施設です。他に同法人は障害福祉サービス事業所である「くりのみ園」、グループホームである「くりのみ生活ホーム」も運営しています。

既に40年経過した構造物は、大規模改修等で修繕しているものの、いずれは建替が必要であり、頭の痛い問題と今井園長は話します。また、社会福祉法人の税制上、施設の建替等に引き当てる資金を積み立てるのが難しい旨の発言もありました。

「福祉の社会化」が進む昨今、「施設から社会へ」の潮流は、インクルーシブの視点も相まって、より強まるものと思われます。実際に、新しく施設を建てる場合でも、定員の増員は認められません。しかし、障害者支援施設も、必要としている利用者さんがおり、対応は今後ますます難しくなると思われます。

最後に今井園長に、施設の裏手の山沿いにあるしいたけ畑をご案内いただきました。利用者さんも、ときに協力して、しいたけ畑を作るそうです。広大な敷地にしいたけの原木が並んでおり、収穫シーズンではない10月でも、大きなしいたけを見つけることができました。