地域おこし協力隊レポート「森の国際映画祭withキネコ国際映画祭」

緑区のストーリー ミウルのX(旧Twitter)
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地域おこし協力隊レポート「森の国際映画祭withキネコ国際映画祭」

2024年7月27日(土)に藤野芸術の家にて「森の国際映画祭withキネコ国際映画祭」を開催しました。

今回は地域で映画を楽しんだり、映画を作ってみることを通じて、新しい仕事を知ってもらう機会を作ろうという森ラボ映画プロジェクトの一環として、森の国際映画祭 with キネコ国際映画祭が開催されました。
キネコ国際映画祭は30年の歴史をもつ、日本でも最大級の映画祭で、現在は二子玉川を舞台にて開催されています。なかなか国内では目にする機会のない世界の優れた作品を、一人でも多くの子どもたちに届ける取り組みを始められています。今回はそのキネコ国際映画祭の良質な映画プログラムと、藤野出身参加のアニメーション「520」と、藤野を舞台として撮影した映画「藍色少年少女」の上映を行いました。

第一部はキネコ国際映画祭プログラムとして、5作品の映画を上映。1作品目の「苦いチョコレート」では、事前に申し込んでいた子供たちが声優を体験。キネコ国際映画祭でも定番となっている、その場で外国語の作品を日本語に吹き替える “ライブ・シネマ”という方法で行いました。初めて声優体験した子供がほとんどでしたが、初めてとは思えないほどに良く感情がこもっていました。今回の体験をキッカケに声優を目指す人がいるかもしれないと思うとワクワクします。

また他の4作品は、キネコ国際映画祭にて活躍されている声優さんによるライブ・シネマを実施。吹き替えの様子を見ると顔の表情や仕草がとても豊かで、気持ちが声に乗っていることがよく分かります。いつもの映画よりもより臨場感が増し、映画の内容にも没頭できました。

第二部は、藤野映画プログラムでした。一つ目は藤野出身の池辺凛さんが作者のアニメーション「520」を上映。最新のデジタルツールを駆使して未来感のある世界を描きながら、池辺さんの視点で親と子供の絶妙な距離感を表現していました。どこかほっこりしながらも、時にクスッと笑える作品でした。二つ目は藤野を舞台として撮影した映画「藍色少年少女」を上映。子供が主役のこの映画は、子供らしいあるがままの演技に感情移入してしまいます。また、あえて白黒映像で撮られたこの作品は、どこか昔懐かしい感じもありました。

最後には、藤野映画プログラムで上映した作品の監督によるアフタートークや藤野の演奏家によるお楽しみライブなど、豪華な内容が続きました。子供も大人も深く学び、楽しむ事のできた映画祭だったと思います。今回は134名と多くの方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。